ゴルフ体型のスーツは、既製品ではなくオーダーで作るのが結論です。ゴルフで鍛えられた体は、回旋動作で発達した背中と肩、そして踏ん張りで太くなった太ももが特徴で、この「厚み」と「張り」が既製スーツを窮屈にします。オーダーなら一人ひとりの体の凹凸に合わせて補正できるため、窮屈さを解消しつつスマートなシルエットに仕上がります。稲沢のオーダースーツ専門店として、ゴルファーの採寸で実際に見ているポイントを交えて解説します。
ゴルフ体型がスーツを窮屈にする3つの理由
ゴルフ体型がスーツで悩みやすいのには、明確な理由があります。第一に、スイングで繰り返し使う広背筋と僧帽筋が発達し、背中の面積が広がるため、既製ジャケットだと背中に横ジワが寄り、腕を前に出すと生地が突っ張ります。第二に、体を捻る動作で肩甲骨まわりが厚くなり、肩から二の腕にかけての可動域が既製品の設計を超えてしまいます。第三に、下半身では踏み込みで太ももの前面と内側が張り、スラックスのワタリ(太もも周り)がきつくなります。既製品はこれらを「上半身か下半身のどちらか」でしか合わせられませんが、オーダーは上下を独立して調整できる点が根本的に違います。
ゴルフ体型のスーツで押さえるべき採寸ポイント
ゴルフ体型のスーツを快適にする鍵は、採寸時に「動いた状態」を想定することです。当店では、背幅と肩幅にゆとりを持たせつつ、ウエストは絞って着痩せさせる「メリハリ設計」を基本にします。ジャケットは肩のラインを体に沿わせ、背中には可動域を確保するためのゆとりを内側に隠して入れます。スラックスはワタリを広めに取りながら、裾に向けて自然に細くするテーパードで脚長効果を出します。太ももの張りが強い方は、同じ悩みを扱ったスプリンター体型のスーツ選びや、ふくらはぎが太い方向けのふくらはぎが太い人のパンツ選びも参考になります。
ストレッチ素材でスイング動作の快適さを確保する
ゴルフ体型の方に最も相性が良いのが、伸縮性のあるストレッチ素材です。当店が筋肉質・アスリート体型のお客様に選ばれている理由の一つが、この素材選びの提案力にあります。ストレッチ素材は、腕を上げる・体を捻るといった動作に生地が追従するため、肩や背中の突っ張りを大きく軽減します。ラウンド後の会食やコンペの表彰式など、動きのあるシーンでも快適さが続くのが利点です。見た目の上質さとの両立を求める場合は、ウール混のストレッチ生地を選ぶことで、ビジネスでも通用する光沢と機能性を両立できます。アスリート体型全般の考え方はアスリート体型のスーツ選びでも詳しく触れています。
スイングで発達した体型に合う一着をお探しなら、稲沢のINFINITY TAILORで採寸だけでもお気軽にご相談ください。無料相談はこちらから承っています。
稲沢の店頭で見る、ゴルファーによくある相談
実際の採寸で多いのが「既製の上着に合わせて2サイズ上げたら、今度は胴回りがブカブカになった」という相談です。これはまさに上半身と下半身のアンバランスが原因で、オーダーで肩・背中に合わせて全体を組み直すと、ウエストを絞ってもきつくならず、むしろスッキリ見えます。また、右利きのゴルファーは右肩が下がり、左右で肩の高さや腕の長さに差が出ている方が少なくありません。左右差はオーダーなら左右別々に補正できるため、着たときの「片方だけ袖が長い」「片方の肩にシワが出る」といった違和感を解消できます。こうした一人ひとりの体の癖を見て判断できるのが、実店舗で採寸する最大のメリットです。
ゴルフ体型のスーツを長持ちさせる着こなし
せっかく体に合わせた一着も、着方次第で寿命が変わります。発達した太ももでスラックスの内股が擦れやすいため、二本以上をローテーションして休ませると生地の傷みを抑えられます。ジャケットは肩に厚みがある分、細いハンガーだと型崩れしやすいので、肩幅に合った厚めのハンガーで保管してください。シーズンごとに専門店でメンテナンスを受けると、体型の変化にも合わせてサイズ直しでき、長く快適に着続けられます。特にオフシーズンで体重が増減しやすいゴルファーの方は、年に一度フィッティングを見直すことで、常にベストな状態で着用できます。汗をかきやすいラウンド後は陰干しで湿気を飛ばし、着用後にブラッシングで繊維の間のホコリを落とす習慣をつけると、生地の風合いが驚くほど長持ちします。
よくある質問
Q. ゴルフで筋肉が増えても、オーダースーツはサイズ直しできますか?
A. はい、多くの場合で対応可能です。ジャケットの背中やウエスト、スラックスのワタリには、あらかじめ直し代を残して仕立てられます。増量・減量で体型が変わりやすい方は、採寸時にその旨をお伝えいただくと、直しやすい設計にできます。
Q. ストレッチ素材はビジネスシーンでも失礼になりませんか?
A. なりません。近年はウール混のストレッチ生地が主流で、見た目は通常のウールスーツと変わらない上質感があります。動きやすさと品格を両立できるため、営業や会食でも安心してお使いいただけます。
Q. ゴルフ用ではなく普段のビジネス用ですが相談できますか?
A. もちろんです。ゴルフで発達した体型を、日常のビジネススーツに落とし込むご相談が最も多いくらいです。体の張りを活かしつつ、きちんと見える一着に仕上げます。
