アスリート体型のスーツはオーダーが正解|ストレッチ仕立ての選び方


アスリート体型のスーツは、既製品ではなくオーダーが正解です。鍛えて発達した肩・胸・背中・太ももは、量産サイズの想定を超えており、既製スーツでは「肩は合うのにウエストがブカブカ」「胸で前ボタンが引っ張られる」といったミスマッチが必ず起こります。オーダーなら体の各部位を個別に採寸し、さらに360度伸びるストレッチ素材を合わせることで、鍛えた体を美しく見せながら「動けて疲れない」一着が仕立てられます。この記事では、稲沢のオーダースーツ専門店として実際の採寸で見ているポイントを交え、アスリート体型のスーツ選びを解説します。

なぜアスリート体型に既製スーツは合わないのか

既製スーツは「胸囲が大きい人はウエストも太い」という平均的な体型を前提に設計されています。ところがトレーニングを積んだアスリート体型は、胸囲・肩幅・太ももが発達する一方でウエストは絞られている「逆三角形」が多く、この前提から外れます。

その結果、肩幅に合わせるとウエストが余り、ウエストに合わせると肩や胸で窮屈になる、という板挟みが起こります。無理に既製品を着ると、生地が突っ張ってシワが寄り、かえって「着られている」印象になってしまうのです。発達した胸や腕でお悩みの方は胸板・腕が厚い方のスーツの選び方もあわせてご覧ください。

アスリート体型のスーツをオーダーで解決する3つのポイント

オーダースーツがアスリート体型に強いのは、次の3点を同時に満たせるからです。

  • 部位ごとの独立採寸: 肩幅・胸囲・ウエスト・太ももをそれぞれ実寸で測り、発達した部分だけにゆとりを持たせ、絞れる部分はシャープに仕上げます。
  • 可動域を確保する設計: 袖付けやアームホールを調整し、腕を上げても背中が引き上がらないようにします。
  • 360度ストレッチ素材: 横だけでなく上下左右に伸びる生地を選べば、屈伸しても膝や太ももにストレスがかかりません。

とくにストレッチ性は着心地を大きく左右します。素材選びの詳細は動きやすいストレッチスーツの選び方で詳しく解説しています。

稲沢の店頭で見ている体型別の採寸ポイント

実際の採寸では、数値だけでなく「どの動作で生地が張るか」を必ず確認します。たとえば野球やゴルフのように体を大きく捻る競技経験者は、片側の背中や肩が発達して左右差が出ていることが多く、左右で別々に補正します。

また、ベンチプレスで胸を鍛えている方は前身頃にゆとりが必要ですが、単に大きくすると全体がだぶつくため、胸だけを膨らませて脇はしぼる「立体裁断」で対応します。ふくらはぎが太くパンツが入らない方には、裾幅と膝下のラインを個別に調整します。こうした「どこを活かし、どこを絞るか」の判断こそ、体を鍛えた方のスーツで最も差が出る部分です。

意外に多いのが「首が太くてシャツの襟が苦しい」というお悩みです。ジャケットが合っていても、襟元が詰まると一日中不快に感じるため、オーダーシャツで首まわりを実寸に合わせることも大切です。加えて、背中の広い方はジャケットの裾が浮き上がりやすいため、後ろ身頃の丈と背中のゆとりを微調整して、腕を下ろしたときに自然に収まるよう仕上げます。競技を引退された方や指導者の立場になった方は、現役時代よりも上品で落ち着いた印象を求められることが多く、色や柄選びまで含めてご提案しています。

太ももの張りでパンツ選びに悩む方は太ももがきつい方のパンツ調整も参考になります。

「自分の体型でも似合うスーツになるだろうか」とお考えなら、まずは採寸だけでもご相談ください。無料相談・お問い合わせはこちらから体型のお悩みをお聞かせいただけます。

増量期・減量期で体型が変わる人のスーツ選び

ボディメイクをしている方が悩むのが「体重が数kg変動するとスーツが合わなくなる」問題です。ここで無理に大きめを作ると、絞れているときにだぶついて台無しになります。

おすすめは、普段いちばん長く過ごす体型を基準に仕立て、ウエストや脇に「サイズ直しの代(しろ)」を残しておく方法です。これにより増量・減量どちらにも数cm対応でき、大会前後で体が変わっても一着を長く着られます。ストレッチ素材を選べば、多少の変動は生地の伸びが吸収してくれるため、日々のコンディション差にも強くなります。

なお、サイズ直しで対応できる範囲には限界があります。半年〜1年かけて体を大きく作り込む予定がある場合は、あらかじめその旨をお伝えいただければ、直し代を多めに残すなど将来を見越した仕立てが可能です。目的から逆算して設計できるのも、対面でじっくり採寸するオーダーならではの強みです。

よくある質問

Q. アスリート体型でも普通のオーダースーツで対応できますか?
はい、対応できます。オーダーは部位ごとに採寸するため、肩や胸が発達しウエストが細い逆三角形の体型こそ本領を発揮します。既製品で感じる「肩かウエストのどちらかが合わない」問題は解消できます。

Q. 増量期と減量期で体型が変わりますが、どう作ればいいですか?
普段いちばん長く過ごす体型を基準に仕立て、ウエストなどにサイズ直しの余裕を残すのがおすすめです。ストレッチ素材を併用すれば、数cmの変動なら生地の伸縮で吸収でき、大会前後でも快適に着られます。

Q. ストレッチ素材は見た目が安っぽくなりませんか?
いいえ。近年のストレッチ生地はウール混の上質なものが多く、見た目や光沢は通常のスーツ地と遜色ありません。動きやすさと上品さを両立できるため、ビジネスでも問題なくお使いいただけます。

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