デスクワークが多い人のスーツ選び|長時間座っても疲れない工夫


デスクワークが多い人のスーツ選びで最も重要なのは、座った姿勢を基準にした採寸をすることです。立っているときはきれいに見えるスーツでも、椅子に座って長時間パソコンに向かう姿勢を続けると、背中や太ももの生地が突っ張り、肩や腰に余計な負担がかかります。オフィスワーク中心の方から「夕方になると肩が凝る」「座っているとウエストが苦しくなる」という相談は、稲沢の店頭でも非常に多く寄せられます。

原因の多くは、スーツが「立ち姿の美しさ」を基準に作られている既製品の設計にあります。この記事では、デスクワーク中心の方がスーツで感じやすい不調の原因と、座り仕事を前提にしたオーダーの工夫を具体的に解説します。

座り仕事でスーツが疲れの原因になる理由

人は座ると背中の生地が引っ張られ、太ももの付け根やお尻まわりの生地にもテンションがかかります。既製品のパターンはこの「座った状態での伸び」を十分に見込んでいないことが多く、結果として肩甲骨まわりが突っ張り、無意識に肩をすくめる姿勢が続いて夕方には肩こりを感じやすくなります。長時間の会議やデスクワークが多いほど、この負担は蓄積していきます。

背中とウエストの採寸で見直したいポイント

座ったときの背中の突っ張りを防ぐには、背幅にわずかなゆとりを持たせ、可動域を確保する型紙が必要です。当店の採寸では、実際に椅子に座っていただいた状態で肩や背中の生地の動きを確認し、立ち姿だけでなく座り姿勢でも違和感がないかをチェックしています。ウエストについても、ベルト部分に多少の伸縮性を持たせることで、食後や長時間の着座でも苦しさを感じにくくなります。

ストレッチ素材を選ぶメリットと注意点

デスクワークが中心の方には、ウール100%よりもポリウレタンなどを配合したストレッチ素材が適しています。座ったり立ったりを繰り返しても生地が元の形に戻りやすく、シワになりにくいという利点があります。ただし伸縮性の高さだけを重視すると光沢が出やすい生地もあるため、オフィスでの信頼感を保てる落ち着いた素材を選ぶことが大切です。出張が多い営業職向けの選び方は出張が多い営業職にストレッチスーツが選ばれる理由でも紹介しています。

「今のスーツが座ると突っ張る、なんとなく疲れやすい」と感じている方は、一度座った状態での採寸だけでも試してみてください。▶ 無料相談はこちらから、デスクワークに合わせた仕立てをご提案します。

シワになりにくいパンツと座りジワへの対策

長時間座ることで生地の折り目に沿って深いシワがつく「座りジワ」も、デスクワーク中心の方が悩みやすいポイントです。ウール素材は本来シワが戻りやすい性質を持っていますが、化学繊維の混紡率が高い安価な生地では戻りにくく、夕方には膝裏やお尻にくっきりとシワが残ることがあります。座りジワへの対策は、車での移動が多い方の悩みとも共通しており、車移動が多い人のスーツで詳しい生地選びを解説しています。

洗濯・お手入れのしやすさも考慮する

オフィスで一日中着るスーツは、汗や皮脂による蒸れも気になるポイントです。自宅で洗えるウォッシャブル生地を選べば、クリーニングの頻度を抑えながら清潔さを保てます。特にデスクワークで空調の効いた室内に長時間いる場合でも、消化器官の動きなどで意外と汗をかくため、通気性とお手入れのしやすさは両立させておきたい条件です。詳しくはウォッシャブルスーツとは?自宅で洗える5つのメリットをご覧ください。

腰痛持ちの方はさらに注意したい仕立て

もともと腰に不安を抱えている方の場合、座りっぱなしによる負担はさらに大きくなります。ウエストまわりの圧迫を最小限に抑える仕立てや、股上の深さの調整によって、長時間の着座でも腰回りへの負担を軽減できます。腰痛持ちの方向けの詳しい対策は腰痛持ちのスーツはオーダーが正解で解説しています。

実際の採寸現場では、デスクワーク中心の方に「立った状態」と「椅子に深く座った状態」の両方で寸法を確認していただくことがあります。同じ方でも立位と座位では背中の縦の長さやウエストの周径が数センチ変わることがあり、この差を型紙に反映できるかどうかが、一日中快適に過ごせるかどうかの分かれ目になります。既製品では調整できないこの座位の寸法まで踏み込めることが、オーダーならではの強みです。

よくある質問

Q1. デスクワークが多い人には具体的にどんな生地がおすすめですか?
ウールに少量のポリウレタンやナイロンを混紡した、伸縮性とシワ回復性を両立した生地がおすすめです。見た目の光沢を抑えたマットな質感の生地を選ぶと、ビジネスシーンでも違和感なく使えます。

Q2. 座りジワはオーダーでどこまで改善できますか?
生地の伸縮性を高め、太ももやお尻まわりに適切なゆとりを持たせることで、座りジワの発生自体を抑えられます。完全になくすことは難しいですが、体にフィットしすぎた既製品よりも大幅に軽減できます。

Q3. デスクワーク向けのスーツは動きの多い営業職にも使えますか?
基本的な考え方は共通していますが、営業職は歩行や車の乗り降りも多いため、座り姿勢に加えて歩行時の動きやすさも考慮した採寸が必要です。詳しくは営業職向けの記事もあわせてご覧ください。

関連記事

▶ 無料相談・お問い合わせはこちら(INFINITY TAILOR公式)
▶ LINEで気軽に相談する